喉の違和感、胸の痞え感、胸焼けなどの診察を行います。
異物の誤飲(魚骨、義歯 など)に対し、
内視鏡で速やかに摘出いたします。  

増えてきています。逆流性食道炎
逆流性食道炎は以前は欧米人に特有の病気でしたが
食事やライフスタイルの西洋化などにより日本人の食道も
様変わりし始め、近年急増中の疾患の一つです。
その多くは、食道と胃の接合部の筋肉が緩んでしまったことで
胃酸が食道側に慢性的に逆流しやすくなり、発病します。
典型的な症状は、胸の辺りがジリジリして焼け付くような
いわゆる「胸焼け」ですが、他にも食道癌の様な痞え感や閉塞感、
狭心症の様な胸痛、気管支炎の様な咳、喉頭炎の様な声枯れ、
中耳炎の様な耳痛など多彩な症状として現れることもあります。
癌や他の病気との区別をするため内視鏡検査が欠かせませんが、
実は胸焼け症状が強い割には内視鏡的に異常がないことも多く、
現在ではこれらを包括して「胃食道逆流症(GERD)」と呼び、
治療にあたっています。慢性の病気ですが、お薬の継続と
生活習慣の改善で快適な日常生活が過ごせるようになります。
 

食道内科

Q 胸焼けがひどいのは逆流性食道炎か食道癌だと聞いて胃カメラを受けたのですが異常ないと言われました。いったいどういうことなんでしょうか?
   A. 以前は「胸焼け」=「逆流性食道炎」と考えられていましたが、
最近になり、逆流性食道炎があっても症状がない人もいれば、
逆に胸焼けがひどくても内視鏡的な食道炎がない人も意外と
多くいることがわかってきました。後者を「NERD」と言います。
更にこれらを統括して「胃食道逆流症(GERD)」と呼んでいます。
NERDは50歳以下の女性に多い傾向があり、逆流性食道炎の
時によくみられるような食道と胃の接合部の緩みも少なく、
その実態は食道知覚過敏によるものと考えられています。
   
Q 慢性的に咳が続くため呼吸器内科で検査を受けましたが肺や気管支は正常と言われました。心臓や喉も痛い時があると話したら「胃食道逆流症」ではと言われました。本当ですか?
  A. 胃食道逆流症(GERD)は胃酸の食道内逆流に伴う症状群の総称で、
典型的症状としては、胸焼け、呑酸(すっぱい水があがってくる)ですが、
その他にも、胸痛(狭心症類似)、慢性の咳、喉の違和感、かすれ声、 
耳痛、頭痛など多彩な症状が知られています。そのために最初は
別の病気を疑われる事も多く、最終的に診断が付くまでに時間を
要することも珍しくありません。但し食道癌や胃癌の一部でも
GERD症状が出現することもあり、診断のために胃カメラは必須です。
   
 


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