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A.
はい、大丈夫です。 当院では来院されてから診察までの 待ち時間をできるだけ短くする工夫の一環として 予約診察を基本に診療いたしておりますが、初めての方や 急な発病で受診される皆様の来院に備えた時間枠を 予め御用意いたしておりますので、受付時間内であれば いつおいでになってもかまいません。ただ初めての方は 初期情報をお伺いする時間が必要となり、診察までに多少 お時間をいただきますので、ゆとりを持ってご来院ください。 |
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A.
もちろん可能です。当院のスタッフが対応いたしますので 電話でご都合の良い日時を お申し付けください。 ただ急なご用立てですと、連日予約が立て込んでおりますので お昼近くの時間帯になってしまうことが多いため 日時に余裕を持ってご予約いただくことをお勧めいたします。 また健診精査に限らず、定期的な内視鏡検査をご希望の方や 急な症状で胃カメラを希望される場合(初診の方でも可)でも まずは1本お電話をいただければ速やかに対応いたします。 |
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A.
申し訳ございません。ただ今のところ、お支払いは現金のみと させていただいております。ただ近い将来にカードでも精算 できるように準備を進めております。 |
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A.
はい。当院に隣接して右隣に大手薬局新保店がございます。 ここなら当院で処方されたお薬がすべて取り揃えられており、 服薬についてとても優しく丁寧に説明してくれますよ。 |
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A.
日本人のピロリ菌感染者は約6000万人と言われており 2人に1人が陽性と推計されています(高齢者では8割が陽性)。 陽性者の感染時期は10歳以下の幼少期と分析されており、 成人では免疫力が高いために、胃内にピロリ菌が入ってきても 定着することができず持続感染しないこともわかってきました。 つまりピロリ菌感染者は皆、幼少期からの持続感染であり、 一度除菌に成功すると再感染は起こらないと考えてください。 除菌療法の適応がある方であれば、胃癌との関わりもあり、 ぜひ治療を受けられることをお勧めいたします。 成功すれば、あまりの胃の調子良さに人生が変わりますよ。 |
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A.
除菌療法は3種類の薬を1日2回、1週間続けて服用します。 このうちの2種類がピロリ菌に効力の高い抗菌剤ですので、 集中的に服薬することで、 10〜20%の方に下痢や軟便が、 5%の方に口の中の苦味が 現れることがあります。しかし いずれも程度は軽く、治療を中止するようなことはありません。 副作用は何も起きなかったという方が大多数ですのでご安心下さい。 但し、普段から下痢体質の方やペニシリンアレルギーの既往が ある方は慎重投与となりますので事前にご相談ください。 |
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A.
突然、発症する嘔吐と下痢の場合は感染性胃腸炎を疑います。 感染性胃腸炎には夏場に多い細菌性(サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、 キャンピロバクター、病原性大腸菌など)のものと、 冬場に多い ウイルス性のものがあります。 ウイルスの中でも感染力が特に強くて 少量で集団発生することから 「ノロウイルス」がとても有名ですが、 他にもアデノウイルス、 サポウイルス、ロタウイルス、アストロウイルス などが原因の場合もあり、ノロウイルスと類似の症状を呈します。 ノロウイルスは以前は小型球形ウイルス(SRSV)という名前でしたが、 2003年に名前が改定されてからは急に有名人になってしまい、 「ノロが原因かどうかを調べて欲しい」という要望が多くなりました。 ノロウイルスは感染から発症まで1〜2日かかりますが、感染しても 発症しないこと(不顕性感染)が結構あることも知られています。 「子供がノロに罹ったので自分もそうでは?」と受診される方を よく見かけますが、実は受診したその場でノロが原因だと診断できる 方法は今のところまだありません。「ノロかもしれない」という説明が いつの間にか「ノロだった」と思い込むケースが蔓延しています。 ノロの特定はお時間と費用を惜しまなければ診断は可能ですが、 特効薬があるわけでもなく、結果が出る頃には完治していますので、 治療に関しての診断的意義は低いと考えてください。大事なことは 原因の特定ではなく、速やかな対症療法で上手に乗り切ることと、 周囲への広がりを最小限に留める配慮や工夫に努めることです。 |
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A. 腸内には、ビフィズス菌に代表される善玉菌、ウエルシュ菌に代表される 悪玉菌、体調によってどちらにも変化する菌群の3群に大別され、 一人当たり約9000兆個いるとも言われる細菌が腸内で勢力争いをしています。 健康な腸は善玉菌優勢で酸性ですが、食生活の乱れや運動不足、 ストレスが強まると悪玉菌優位となりアルカリ性に傾きます。 その結果、腸内腐敗が進み、便秘や下痢のみならず、肌荒れや 免疫力の低下を引き起こします。中でも慢性便秘は悪玉菌の温床となり 劣悪な腸内環境を招きます。また意外と知られていませんが、 花粉症などのアレルギー疾患の発病にも深い関係があります。 急に花粉症になった場合は腸内の悪化が原因かも知れないのです。 悪玉菌増加のサインとしては、有害物質の発生により腹痛、頭痛、めまい、 便やオナラの匂いがきつい、お腹が張る、肩こり、口臭、肌荒れ、口内炎 、 風邪を繰り返すなどですが、長期化で最も恐いのは大腸癌の発生です。 |
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A. 最近「プロバイオティクス」と言う言葉をよく耳にすると思います。 これは有害な微生物の排除を目的とした抗生物質とは全く逆の概念で、 腸内の善玉菌など、体に有益な微生物の増殖を推進することです。 善玉菌を増やすのにもってこいの食品はヨーグルトですが、 ビフィズス菌をはじめとする多くの乳酸菌は胃酸や胆汁酸に弱く、 腸に到達する前に大部分が殺菌されてしまいます。 そこで出来るだけ 効率よく生きたまま腸に届けるポイントは空腹ではなく食後に食べる事です。 何故なら食直後は他の食べ物が入って胃酸が薄まっているからです。 ヨーグルトを毎日200g2週間連続で食べ続けると約10%善玉菌が 増えますが理想的な腸内環境を維持するには毎日補給することが大切です。 それともう一つ大事なことはヨーグルト単独ではなくオリゴ糖と一緒に 摂取することです。悪玉菌は肉類や脂肪が好物ですが、 善玉菌はオリゴ糖や食物繊維が大好物です。オリゴ糖含有食品は ヨーグルトとの相性から言えば、リンゴ、バナナ、蜂蜜がよく、他にも 大豆食品、ごぼう、たまねぎ、にんにく、きな粉などに多く含まれています。 また、味噌や醤油、味醂などの発酵調味料やチーズや漬け物などの 発酵食品も善玉菌の味方です。中でも最強は何といっても「納豆」です。 納豆菌は乳酸菌の仲間で芽胞と呼ばれる殻を有しているため胃酸にも強く 生きたまま大腸に到達します。納豆菌に含まれるナットウキナーゼには 実に多くの健康効果があり最もお勧めの食品です。ただ納豆菌は 腸の常在菌にはなれないので毎日1パック食べ続けるようにしましょう。 |
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A. 排便の間隔はひとりひとりの体質、食生活、環境などによって人 それぞれ ですから 一概には決められないのですが、日本内科学会の定義では 「3日以上排便がない場合、または毎日排便があっても残便感がある状態」 とされています。便秘には腫瘍などで腸の通過障害によっておこる 『器質性便秘』と、 何らかの理由で腸の運動機能が低下しておこる 『機能性便秘』とがあり、 一般的に便秘の原因と対策で悩まされているのは 後者の方です。 更に機能性便秘には『一過性』と『習慣性』があり、 習慣性便秘は 加齢や体力低下などによっておこる「弛緩性便秘」と、 ストレスなどが原因となる 「痙攣性便秘」、便意を我慢する人に起こりやすい 「直腸性便秘」などに分けられます。 次に「宿便」についてですが、これは胃腸病の専門用語ではありません。 一般には「腸壁の内側にこびりついたヘドロの様な古い便」として 捉えられているようですが、これは誤りです。腸の蠕動運動が低下すると 通過に時間がかかるため腸内の滞留時間が長くなり、色々な健康被害 (生活習慣病、免疫力低下、大腸癌発生など)の要因になりますが、 腸壁に貼り付いたり化石のように堆積することはありません。私見ですが 「宿便」は程度のひどい便秘を指す現代用語と考えています。 |
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A. 市販の下剤には殆どの商品に「ビサコジル」「センノサイド」 という成分が含まれています。これらは直接的な腸刺激で 排便を促すために腹痛を伴いやすく、また度重なる使用により 習慣性(薬なしでは排便できない)となる恐れがあります。 更に使い続けると効きが悪くなり始め、効果を求めるあまりに 服薬量が増え、その結果副作用の危険にさらされてしまいます。 特に妊娠中は流産を誘発する恐れがあり使用は厳禁です。 つまりこれらは苦しいときのその場しのぎ的な応急処置薬であり、 使い続けても根本的な便秘体質の改善にはならないのです。 長い間に体に染み付いた便秘癖については、専門医療機関で 短期的治療と長期的な体質改善を平行して進めていかなければ 根本的な便秘からの脱却は難しいものなのです。 |
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A. 当院では内視鏡検査を受ける方全員に予め、梅毒や肝炎などの 感染症をェックをしておりますし、最新の消毒洗浄器を導入し 万全を期しておりますので、どうかご安心ください。 内視鏡本体の消毒は1回終了ごとに過酢酸にて実施しており、 生検などの処置具は一部を除きディスポ(使い捨て)です。 (特殊なものはオートクレイブで消毒します) |
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A. 近年に開発された経鼻内視鏡は、ゲーっとなる咽頭反射が比較的 強い方にとっては従来法より 楽な 検査法として脚光を浴びてます。 当院でも早くから導入して、選択していただけるようにしてますが、 アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎などで 鼻腔が狭い方には 不向きで、 挿入痛を伴いやすく、かえって辛い検査になってしまいます。 鼻中隔に変形があったり、鼻の手術の既往がある方では 挿入すら出来ない場合もあります。また、検査は出来ても 止血などの治療ができないことも欠点と言えるでしょう。 何より最大の弱点は、従来の経口内視鏡に比べ、細径ゆえに 画質が大幅に劣ることです。改良されてきたとはいえ現行の ハイビジョン画像と比較すると雲泥の差があります。 つまり経鼻内視鏡では専門的眼光で観察しても、ごく初期の癌が 見落とされてしまう心配が若干あると言えます。 専門医以外でこの方法で検査を受けた場合、 その危険度が高くなることは言うまでもありません。 従って癌を心配して検査を受けられる方、年齢で言えば 40歳以上で初回の場合は従来の経口内視鏡をお勧めいたします。 |
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A. 検査は問題なく行えますが、心理的な面を考慮しますと検査理由に 急ぐ必要性がなければ、なるべく生理期間中は避けていただいた 方がよろしいかと思います。特に出血量の多い月経初期や 生理痛が強い方では検査によって不快度が増すことがあります。 |
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A. 以前は「胸焼け」=「逆流性食道炎」と考えられていましたが、 最近になり、逆流性食道炎があっても症状がない人もいれば、 逆に胸焼けがひどくても内視鏡的な食道炎がない人も意外と 多くいることがわかってきました。後者を「NERD」と言います。 更にこれらを統括して「胃食道逆流症(GERD)」と呼んでいます。 NERDは50歳以下の女性に多い傾向があり、逆流性食道炎の 時によくみられるような食道と胃の接合部の緩みも少なく、 その実態は食道知覚過敏によるものと考えられています。 |
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A. 胃食道逆流症(GERD)は胃酸の食道内逆流に伴う症状群の総称で、 典型的症状としては、胸焼け、呑酸(すっぱい水があがってくる)ですが、 その他にも、胸痛(狭心症類似)、慢性の咳、喉の違和感、かすれ声、 耳痛、頭痛など多彩な症状が知られています。そのために最初は 別の病気を疑われる事も多く、最終的に診断が付くまでに時間を 要することも珍しくありません。但し食道癌や胃癌の一部でも GERD症状が出現することもあり、診断のために胃カメラは必須です。 |
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A. 胆嚢ポリープも40〜50歳代を中心に最近増加傾向がみられます。 胆石は女性に多くみられますがポリープは男女差がありません。 胆嚢ポリープは、その半数以上がコレステロール系であり、 大きさが5mm以下で複数個ある場合はコレステロールポリープで あることが殆どですので将来癌化する心配はありません。 単発で6〜10mmのものは 慎重に追跡していく必要があり、 単発で10mmを超えたものは、 CT,ERCP、MRCP,EUSなどの 精密検査を受けて方針を決定した 方がよいでしょう。 統計上20mm以上のものでは約80%が癌です。 このように個数が少ないほど、また大きさが大きいほど 悪性の可能性が高くなりますので、症状の有無に関係なく 定期的な腹部エコー検査での追跡が とても重要になります。 |
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A. 違います。HCV抗体が陽性の意味は、確かに過去に感染した証ですが、 その多くの方が現在も持続感染しており、ウイルス量やタイプ、活動度を 詳しく調べ、経過観察でいいのか、あるいは直ちに治療すべきなのかを、 HCVコア抗原検査 や核酸増幅検査(NAT) 、腹部エコー検査などで 決定します。 |
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A. 婦人科では卵巣や子宮などに直接関連する病気(卵巣腫瘍、 子宮癌、子宮筋腫、子宮内膜症など)を中心に診療するのに対し、 女性内科では女性特有の機能不調を体全体の変化として捉え、 内科医の立場で診察すると考えてください。 |
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A. 現代の医療は、男性を対象の中心とした医学研究の知見を そのまま女性にも適用しており、今も尚、診断や治療において 性差の視点が加味されることなく行われているのが現状です。 最近になり、男女共通の臓器の機能にも実は性差があって、 そのため検査や治療の反応にも男女差があるという考え方が ようやく認識され始めました。 男女は生物学的に言うと性染色体の違いで区別されますが、 生涯の営みにおいては女性ホルモンに大きな差があります。 女性はこの性ホルモンの変動こそが、生殖器のみならず 全身の臓器に様々な影響を及ぼすため、病気の診断や治療、 予防の上で切り離すことが出来ないのです。 ところが実際の医療現場では、このような性差医療の視点で 診療している内科医は極々少数であり、また内科の専門知識を 有した産婦人科医も稀有です。もっとも現在、全国でこの 必要性を唱えるその多くは産婦人科の先生方ですが、 これから真の性差医療を発展させるためには、男女双方の 診療に携わる中から女性医療のあり方を追求すべきであり、 性差を重視した内科医が中心となって推進していくことで 成熟すると考えています。 当院では開院時から、この「性差医療」を重視し実践しています。 |
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A. 女性ホルモンの代表であるエストロゲンの主な生理作用は 女性生殖器の発育や機能維持が中心ですが、その他にも 下の表にお示ししました様に、日々の生体の営みの中で 保護的な作用を多く有しています。そのため長期的に見ると 閉経までの女性は男性よりも多くの病気から守られていると 言えますが、閉経期に卵巣機能が急速に低下し始め、やがて 女性のエストロゲン量は男性以下にまで減少してしまいます。 その結果、女性では閉経を境にそれまで保護されていた血管や 骨、神経などが徐々に衰え始め、種々の変化が現れます。 また短期的に見ると、エストロゲンは生理周期の中で 月経後に上昇し排卵後に減少するアップダウンを繰り返しており、 その変動が日々の体調に大きく関与しています。 生理前のイライラ、情緒不安定などはその典型例と言えます。 |
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A. 血清脂質は中性脂肪とコレステロールに大別され、前者が 主にエネルギーに使われるのに対し、後者は、細胞膜や ホルモンの材料になるなど、共に大切な役割を果たしています。 コレステロールには悪玉のLDLと善玉のHDLがあります。 LDLは血管に付着して動脈硬化などの原因となり、逆に HDLは血管壁に溜まったコレステロールを掃除します。 実はLDL自体が悪玉なのではなく「酸化LDL」になった時に、 本当の危険因子となるのですが、現在の診断基準はLDL値が 140mg以上の場合を高脂血症とし、食事指導や薬などによる 治療対象になっています。異常高値が継続すると動脈硬化が進行し 心筋梗塞や脳梗塞を発症する危険度が高まることは事実ですが、 逆に低すぎても脳出血の危険が高まることも知られています。 女性は閉経期より性ホルモンであるエストロゲンが減少し始めます。 するとその作用の一つであるLDLの抑制効果がなくなり この時期を境にコレステロールが急速に上昇してきます。 50歳前後の女性が健康診断などで急に高脂血症と言われ始めることが 多いのはこのためです。これが女性に圧倒的に多くみられる理由です。 最近の研究では、コレステロール値と心筋梗塞の発病率には性差があり、 男性は低値ほど発病しにくいのに対し、女性では低すぎても発病しやすく、 総コレステロール値で200〜220mgの時に最も心筋梗塞の発病率が低い ことがわかってきました。つまり女性では適度にあったほうが安全なのです。 とは言っても高すぎるのは禁物であり、動脈硬化予防のためには あくまでも食事と運動が基本です。 @食物繊維を多く含む食品を摂取する ・・・食物繊維は小腸でコレステロールの吸収を抑える働きがある。 A有酸素運動を継続する ・・・汗ばむ運動30分/週3回の継続でHDLが増える。 B和食中心(特にDHAの多い青い魚)の食生活にする |
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A. そもそも「更年期」とは閉経前後の10年間を指すことが多く、 一般的には45〜55歳頃に相当します。女性の場合はこの時期に 女性ホルモン量が低下してくるため、様々な不調が起こりやすくなります。 ところが近年では20歳代後半から40歳代前半の若年層にも 更年期症状とよく似た症状で悩む方が増え始めてきています。 これを「プレ更年期障害」(若年性更年期障害)と言います。 この原因としては過度のストレスが主な誘因と考えられており、 就職や退職、結婚や離婚、出産や育児、夫の両親との同居や 不慣れな土地での生活など、過剰なストレスが蓄積すると ホルモンのバランスシートが崩れてきます。ホルモン量は足りてても 正常なリズムを失うことで、更年期と同じような状態に陥ることがあります。 実際の更年期では女性ホルモン量自体の減少で発症し易くなってますが、 それでも誘因はやはり、家庭のトラブルや両親の介護、夫の退職、 子供の進学や就職などのストレスがトリガーになります。 ただ「だるい」と言う症状は様々な病態で出現してきますので、 続く場合は自己判断しないで早めに医療機関を受診してください。 |
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A. 不定期に繰り返される慢性頭痛には、通常よく見られる緊張型頭痛、 女性に圧倒的に多い片頭痛、男性に多い群発頭痛に大別されます。 緊張型頭痛は同じ姿勢での長時間作業や疲労に伴う首筋の張り、 肩こりが原因で頭蓋骨周囲の筋肉が収縮して発生し、後頭部を中心に ギューッと締め付けられるような痛みが特徴的で、夕方に多くみられます。 これに対して片頭痛は血管性の痛みです。ストレスが誘因で 脳の血管が拡張し、更に血管壁に炎症が起こって周囲の神経を 刺激することで強い痛みの発作が発生します。ドックンドックンと脈を打つ 激しい拍動性頭痛が特徴で、寝込んでしまうこともしばしばあります。 片頭痛は20〜40代の女性の皆様が大部分で、その原因としては 女性ホルモンであるエストロゲンの増減の影響が考えられています。 片頭痛も肩こりから始まることがあり、緊張型との混合型も存在するので、 この2つの区別は必ずしも簡単ではありませんが、両者の決定的な差は 片頭痛が体を動かすと痛みが増強するのに対して、緊張型頭痛では あまり変化がない点であることを覚えておくと自己診断の目安になります。 |
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A. じっとしていると少しは楽に感じ、動くと悪化する頭痛は片頭痛です。 多くの片頭痛にはその発作の前触れとも言うべき予兆、前兆があります。 よくある予兆としては、生あくび、過食、肩こり、うつ状態、全身倦怠感などで、 よくある前兆としては、吐き気、光過敏(眩しい。眼がチカチカする)、 音過敏(うるさく感じる)などです。頭痛発作が始まると、お辞儀で痛みを感じ、 痛みで後ろを振り向くことが辛くなり、特に階段昇降では激痛が走ります。 片頭痛に対しては市販されている頭痛薬は無効なので、これを疑った場合は 頭痛に詳しい医療機関で正しい診断を受け、処方してもらう必要があります。 片頭痛の特効薬であるトリプタン製剤は数種類あり、その効果は抜群ですが、 最大限の効果を得るには服薬のタイミングがとても重要で、前兆を感じたら 迷わず出来るだけ早めに内服することです。前兆がないタイプの方でも 頭痛が始まったごく早期の内服で痛みは軽くてすみます。逆に我慢しすぎて ひどくなってから服薬した場合は効果は薄くなり、無効なことさえあります。 とにかく頭を振って響くような痛みが現れたらすかさず処方されたお薬を 服用してみてください。片頭痛であれば1〜2時間で頭痛が消失する筈です。 |
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A. お尋ねの頭痛は片頭痛である可能性が非常に高いと思われます。 「自分は頭痛持ち」と自覚がある女性の皆様の約半数は頭痛発作が 月経に関連して起こる事が多いと回答している統計結果があります。 この頭痛を生理痛の一環、または月経前症候群の一部と思い込み、 我慢するしかないと考えている方が多いようですが、実はその頭痛は 片頭痛であることが多いのです。これを「月経関連片頭痛」と言います。 生理の時に起こる片頭痛は、それ以外の時と比べると痛みが強くて 持続時間も長いことが多く、薬の効果がやや悪い傾向があります。 このため生理の時は、前兆を感じたらいつも以上に早めに内服したり、 無理なことをせず仕事や家事は早く切り上げたりする工夫も必要です。 また妊娠中では初期のつわりの時期に一時的に増えることもありますが、 妊娠6ヶ月以降では大部分の方で片頭痛発作が軽減、消失します。 この理由としては妊娠中ではエストロゲン(女性ホルモン)量が多いまま 持続するためと考えられています。そして出産によりエストロゲン量が 減ることで、産後1ヶ月以内には約半数の方に再び片頭痛が現れます。 尚、妊娠/授乳中では安全性を考慮して特効薬であるトリプタン製剤は 使わず別のお薬で凌ぐことが多いのですが、絶対的禁止ではありません。 |
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A. 片頭痛の多くは血管が拡張する状態の時に現れやすくなります。 例えば、緊張から開放された時には交感神経の作用が弱まるので 血管が拡張しやすくなり、就業後や週末に多いのはこのためです。 その他、血管拡張の誘発要因としては、アルコール、チョコレートなどの摂取、 低酸素状態(人込み、雑踏、狭い会議室やラッシュ時の通勤電車など)、 異常発汗(発熱、炎天下、急激な温度差など)、休日の寝すぎや空腹(低血糖) などがあります。発作予防にはこれらをなるべく回避する工夫が必要ですが、 血管収縮作用のあるカフェイン飲料の摂取や夏季の水枕も予防効果があります。 また食事での予防として効果が認められているのはマグネシウム(海藻類)や ビタミンB2(納豆、牛乳、レバーなど)で、欠かさないように心がけてください。 |
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A. アイスクリームやかき氷など、冷たい物を急いで食べると、こめかみや前頭部が キーンと痛くなることがあります。この頭痛をアイスクリーム頭痛といいます。 これは俗称ではなく、ice cream headacheという正式な医学用語です。 この発生機序は今のところ2つの説があります。一つは強い冷刺激を受けると 頭の血管が急に拡張して一時的に軽い炎症がおきるという血管由来説 、 もう一つは冷刺激が強すぎると冷たさを伝える神経だけでなく、痛みを伝える 神経も誤って刺激されてしまうという神経混乱説がありますが、はっきりとした 病態はまだわかっていません。どちらの説にしても5分以上は続くことがなく、 からだにも悪い影響は残らないと考えられていますので心配はありません。 この他にも食品関連の頭痛として、アルコール誘発頭痛(即時型と遅延型)、 グルタミン酸ナトリウム誘発頭痛(中華料理店症候群)などがあります。 |
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A. 貧血も重症になると眩暈や立ちくらみを伴いますが、これらの症状は 俗に言う「脳貧血」と呼ばれるもので、一般的には 自律神経障害に 基づくものがほとんどです。朝礼の時に倒れたり、起床時や急に 立ち上がった時に起こる起立性低血圧などはその典型例であり、 ストレスや疲労の蓄積、睡眠不足、生理前でもよくみられます。 「脳貧血」は一時的な血圧低下で脳を巡る血液量が不足する現象であり、 これに対して医学的な「貧血」は絶対量が不足していることを指します。 特に赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)量が重要で、これは 酸素を体の隅々まで運ぶ役目を担っています。従ってこの運び屋が 減るとすぐ酸欠状態に陥るため、息切れ、動機、疲れが取れない、 全身がだるい、体が冷える、頭痛、顔色が悪いなどの症状が出てきます。 これが「貧血」の症状です。またこれらは「冷え症」の症状でもあり、 多くの共通点があります。 いずれにしてもこの様な貧血っぽい症状は 貧血以外の病気でもよくみられるので自己判断せず専門の医療機関を 受診してみてください。 |
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A. 貧血の大部分は鉄不足が原因です。赤血球の寿命は約120日ですので、 毎日安定した鉄分の摂取が必要となります。お尋ねの内容では 材料(鉄剤)を過剰供給すると商品(ヘモグロビン)は生産される訳ですから 工場(骨髄)はきちんと機能しているはずです。なのにすぐ足りなくなるのは @消費のスピードが速すぎる(出血)かA慢性的な材料不足が主な原因です。 @の原因は胃腸から出血するもの(胃十二指腸潰瘍、大腸ポリープ、胃癌、 大腸癌、痔など)と子宮から出血するもの(過多月経、子宮筋腫など)が その代表です。また女性では妊娠、出産、授乳期にも鉄分を失います。 Aの原因は慢性的な鉄分の摂取不足や吸収障害です。つまり過激な ダイエットや偏った食生活、睡眠不足が鉄不足を招いていると思われ、 最近、若い女性の方を中心に急増しています。 意識して鉄分を摂取しているのに貧血を繰り返す場合は、婦人科検診や 胃腸の内視鏡検査を受けていただく必要がある場合もあり、肝臓や腎臓が 悪くても貧血が進行することもあるので、専門医療機関を受診してください。 当院では貧血のトータルサポートに情熱を注いでおりますのでご相談ください。 |
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A. 以前はお茶やコーヒーに含まれるタンニンが鉄と結合して 吸収を阻害するのでよくないと言われていましたが、最近では 同時に摂取しても効果に違いはないことが分かってきました。 その理由として、最近の鉄剤は徐放剤(少しずつ溶け出す薬)が主流で、 鉄の含有量も多いためタンニンの影響を殆ど受けなくなりました。 何より鉄欠乏性貧血の方は、鉄分の吸収能が高まっているため、 お茶やコーヒーと合わせても、その効果は変わりません。 また服薬の時間帯も1日1回であれば朝でも夜でも食前でも食後でも 大差はありません。時折、胃に合わない方がいらっしゃいますが、 その場合は就寝前に服薬したり、胃薬を併用してもかまいません。 |
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A.
貧血を改善するには鉄さえしっかり摂ればいいというわけではありません。 まず、私たちが1日に必要な鉄分は、月経のある成人女性で12mg、 妊娠授乳期で20mg、閉経後で10mg、男性で10mgとされています。 何故なら鉄は比較的吸収されにくい栄養素であり、体内に利用されるのは 摂取量の約10%に過ぎないからです。鉄分にはヘム鉄(肉類、魚類)と 非ヘム鉄(野菜類、豆類、穀類、海藻類、貝類、卵)があり、前者の方が 吸収率は優れています。しかし後者でも良質のタンパク質、カルシウム ビタミンCやBなどを一緒に摂取することで吸収率がアップします。 従って食事の基本はあくまでも必要な栄養素をバランスよく摂ることなのです。 因みに鉄を多く含む食品を下にお示ししましたのでご参考にしてみてください。 |
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A. 若い女性の方では四肢の末端の冷えが圧倒的に多くみられます。 特に20〜30代では手先や足先の冷えが中心ですが、 40歳前後になると、逆に手のひらや足の裏がほてってくる方も 増えてきます。温かくなるわけですから冷えは治ったと思いがちですが、 実はその場合にはお腹や膝が冷え始めていることが多いのです。 そして更年期近くになると「冷えのぼせ」という状態も多くみられます。 これは下半身、特に足首から先が冷たくなり、逆に上半身が のぼせる状態をいいます。更に更年期以降になると冷えを感じる部位が 体の中心部に移ってくることも多くなります。深部体温の低下により 腹部の冷感や膀胱炎症状が多く見られるようになってきます。 この様に年齢と共に女性ホルモンも変化するため、症状も少しずつ 変わっていくことが多いのですが、いずれの世代でも共通している点は、 東洋医学の「水毒」という病態に基づくものが大部分だということです。 日本人の冷え症は、水分が停滞したり偏在によるものが多いため、 そこをうまく改善していかないと、ただ温めただけでは解決しないのです。 |
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A. 「足が冷えて熟睡できない」「コタツから出られない」 「携帯用カイロが手放せない」など、 冷えの症状は 冬に出現すると思われがちですが、最近では真夏に 悪化するケースが増えてきました。冷房のよくきいた 職場で 長時間デスクワークを強いられる女性の中には 冷えのみならず痛みを訴えられる方も珍しくありません。 ところが、このような辛い症状を抱えて病院を受診しても 満足に診てもらえることは少なく、軽視されがちです。 何故なら西洋医学には「冷え症」という概念が存在せず これといった治療法もないからです。逆に東洋医学では とても重要な病態として捉え、改善に有効な漢方薬が 数多く用意されています。つまり 「冷え症」の治療は 漢方薬が最も得意な分野の一つであり、 原因や体質に 合うものを続ければ、8割以上の人に改善が見られます。 |
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A. 栄養バランスのとれた食事を、ある程度規則的に摂る ことは言うまでもありませんが、特に「朝の一口」を 大切にしましょう。朝は体温や代謝が低く体がまだ 眠っている状態なので、お茶や味噌汁、スープなど 温かいものを口にすることで体を目覚めさせてください。 食材については、暖地で採れる南国の果実や野菜は 体を冷やし、寒冷地で採れるものは体を温めます。 下の表を参考にしてみてください。 |
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A. 「いつまでも美しくて若々しい心や体でありたい」。これは世の女性が皆、願うことです。 ところが一般的には35歳を過ぎる頃からお肌の衰えを急激に感じ始めてきます。 加齢は避けられないことですが、工夫しだいでは老化は驚くほど遅らせることが できます。 アンチエイジングを漢方的に捉えた場合に重要なのが「健美」という概念です。 即ち「体と心の内面が健康であれば、髪や肌も潤いを保ち年齢よりも若々しく見える」 という考え方です。ストレスを感じる大きさや時間が老化のスピードに 直結しているのです。 ストレスを軽減させるためには余暇の過ごし方も重要です。「忙中閑あり」で どんなに忙しくても、まずはご自分が楽しく過ごせる趣味の時間を作ることです。 他にはアロマセラピーなどでリラクゼーションを定期的に取り入れて不調の波を 早めに回避することも効果的で、これもよいアンチエイジング対策と考えています。 また失われつつある美肌成分を直接的にしっかりケアすることも 怠らないようにしてください。 |
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A. 日常の食事によって心身の衰えを補い健康を維持する「食養生」はとても重要です。 70歳にして17歳の肌を保っていたという中国清朝末期の西太后の不老長寿の逸話は あまりに有名なお話ですが、そこから学ぶこととして、@海のもの(貝、海老)、 A黒いもの(黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、海苔)、B粘りのあるもの(山芋、オクラ)を 欠かさず食べることでしょう。 いずれも身近な食材ですので積極的に取り入れてみてください。 また食材以外で宮中の女性たちが若々しい美しさを保つために行っていたこととして、 香りをたいたり呼吸法で気持ちを静めたりすることが知られています。 これらは、それぞれアロマセラピーやヨガとして現代に受け継がれていると思われます。 |
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A. アロマセラピーは古くから欧州を中心に発展してきた治療法で、 “芳香療法”とも言います。 “芳香”という目に見えない自然の治癒力を使って心身の健康や美容を 増進する施術です。 現代医学においても、アロマセラピーは女性の皆様が抱える様々な不調に対して、 とても優れた治療法なのですが、残念ながら日本の医療業界での認知度は低く、 「代替医療」という非常に弱い位置づけに押しやられているのが現状です。 定期的なアロマセラピーをお受けいただくことで心身ともにリフレッシュされますし、 漢方薬を併用していただくと更にその相乗効果で抜群の効果が得られるはずです。 |
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A. 医療と美容の融合で、女性の皆様の美と健康をトータルサポートしていくサロンです。 全国的にも類を見ない全く新しいスタイルの医療系エステサロンで、 当院が全面プロデュースいたしました。メディカル(医療的)アロマトリートメントでは、 女性の皆様が抱える様々な不調に対応できるオイルメニューを取り揃えておりますし、 特に「慢性便秘」や「冷え症・むくみ」には特別メニューもございます。 その他にもアンチエイジングケアラインのメニューも豊富ですし、 単にリラクゼーションとしてのラインもご用意いたしております。 セラピストは全員経験豊富な女性スタッフですし、何より 当院が全面的にバックアップいたしますので安心してお受けいただけます。 どうか是非ご利用ください。詳しくは「ローブローズ」のホームページをご覧ください。 |
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A. 多くの場合は問題ありません。むしろ併用によって 主症状だけでなく随伴症状も同時に解消することもあり、 合併症の予防にも効果が認められる場合もあります。 更に、抗生物質と漢方薬は相性がよいことが多く、また ステロイド剤と柴胡剤は最も効果的な併用例と言えます。 しかし、中にはとても相性が悪い組み合わせもあります。 症状が悪化したり、重大な副作用が発生する危険もあり、 常用薬がある場合は受診時に予めお知らせください。 |
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A. 漢方薬はしばらく飲み続けないと効果が期待できないと 思われがちですがとんでもありません。内容によっては 10分もしないうちに劇的に改善するものすらあります。 もっともこれは急性の症状の場合であって、長い間に 慢性的に患ってきた症状や体質改善を目的とした場合の 効果発現のためには2〜4週間の継続服用が必要です。 効き目が現れ始めますと、その状態を安定させる期間が 更に必要となりますので、焦らず根気よく飲み続けましょう。 |
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A. 当院ではすべて服薬しやすいエキス剤で処方しております。 そのまま通常の粉薬のように水で一気に飲んでもよいのですが、 エキス剤はインスタントコーヒーのような抽出物ですので 、 できれば「温服」、つまり湯に溶かしたものを適度に冷ましてから 飲むのが最も効果的です。お湯に溶くことで有効成分が溶け出して 本来の煎じ薬に近い状態となり、吸収も早く効果が高まります。 これは「〜〜湯」と命名されたものの全てに当てはまりますし、 特に「冷え症」の治療効果には差が出ますので是非お試しください。 但し例外もあります。嘔気の強い時や喉の痛みに対する治療では むしろ湯に溶かした後に冷やして服用する「冷服」の方が効果的です。 また、「〜〜丸」や「〜〜散」は溶かさず服薬(五苓散は例外)し、 「〜〜飲」は湯に溶いて少量ずつ時間を掛けて服薬した方がよいです。 また服薬どきは最大の効果を引き出すなら空腹時ですが、食後でも さほど問題はなく、胃に響く様は時はむしろ食後に服用してください。 ただ他にも併用薬がある場合には、同時は良くないものもありますので その場合は必ず医師や薬剤師から服薬指導を受けてください。 |
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A. 花粉症は春だけとは限りません。花粉の種類によっては 初夏に発生したり、秋口に鼻水やくしゃみが悪化したりします。 通年性アレルギー性鼻炎の場合は花粉症以外に ハウスダスト、ダニ、カビ、ペットの毛など他の抗原による アレルギーを併発している人も多いようです。 症状の悪化が屋外なのか屋内なのか、眼や喉の痒みの有無、 ピークの時期などで推察は可能ですが、原因が複数のこともあり 一度は血液検査でご自分の情報の確認をお勧めします。 |
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A. 大人になってからもいつも下痢になる状態が変わらない場合、 これはアレルギーではありません。この場合は 牛乳に 含まれる乳糖の消化に必要な分解酵素が欠落していることで 下痢症状が発生しており「乳糖不耐性」といいます。 アレルギー症状は免疫システムが関与して発生するもので、 口腔内の痒み、皮膚の痒み、蕁麻疹、鼻水、ひどい時は喘息や アナフィラキシーショックという呼吸困難に陥ることもあります。 牛乳は卵と並んで食物アレルギーの代表的な食品であり、他にも 小麦、大豆、ナッツ類、魚、貝、海老、蟹などが挙げられます。 アレルギーの原因食品は血液検査でほぼ特定できます。 牛乳アレルギーは含有タンパクの「カゼイン」に対するものが殆どです。 乳幼児期に発症して、その多くは学童期頃に耐性が得られますが、 軽症例を含めると成人にまで持ち越す場合もあります。 牛乳アレルギーの方に注意していただきたいのは、急性腸炎などで 整腸剤を服用する時です。多くの乳酸菌製剤ではカゼインが含有されており 服薬は危険ですので、その場合は専門医療機関を受診してください。 |
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A. 予防効果は接種後約2週間で出現し、半年を過ぎるとなくなります。 インフルエンザウイルスは毎年、変異しながら流行を繰り返しますし、 それに対応するためワクチンに使用する株が毎年変わっています。 従って、毎年接種しないと予防し続けていることになりません。 流行期は通常12月から3月頃ですので、接種時期は10月から 遅くても年内には受けてください。何より季節限定、数量限定品で 早い者勝ちですので、ゆっくり構えていると品切れになってしまいます。 受験など冬から春先に大事なイベントを控えている方はお早めに ご予約ください。当院での予約受付開始日や料金については 毎年、若干異なりますので、詳しくは新着情報でご確認ください。 |
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A. 接種できます。インフルエンザワクチンはウイルスの病原性をなくした 不活化ワクチンであり、胎児に影響を与えるとは考えられていないため、 妊婦さんは接種不適当者には含まれていません。 但し、妊娠初期(12週まで)は自然流産が起こりやすい時期であり、 この時期の接種は避けた方がよいと考えられています。 |
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A. 授乳婦さんはインフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。 不活化ワクチンのためウイルスが体内で増えることもなく、 母乳を介してお子さんに影響を与えることもありません。 また、授乳期間中にインフルエンザウイルスに感染しても、 母乳を介して乳児には感染はしないと考えられています。 |
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A. C型肝炎ワクチンは現在まだ開発されておりませんし、 B型肝炎も感染経路が血液ですので、接触の危険度が高くなければ 事業所の指定がない限りは特に必須ではありません。 流行性肝炎の大部分はA型です。A型肝炎は経口感染ですので しっかり予防接種をして備える必要があります。 数ヶ月程度の期間なら 初回と4週後の2回で充分ですが、 2,3年となると半年後の3回接種が必要です。 |
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A. 当院で内視鏡検査がセットされたコースは「天空」「至福」「黄金」の 3つです。胃でも大腸でも内容によっては正確な診断のために 組織のサンプリングを実施する必要性が発生する場合があります。 特に大腸では検査中にその場で切除すべきポリープが見つかる ケースも珍しくありません。ドックの内視鏡検査でこのような 追加処置が発生した場合、生検だけならその追加分のみが、 ポリープ切除なら検査が治療に変わるために検査行為そのものが その時点で自由診療から保険診療に切り替わります。 ですから全体の費用はそれほど大きくは変わらないとお考え下さい。 |
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A. もちろん可能です。当院は一般診療の中に健診枠を設けて行って いますので、むしろ1,2名ずつに分かれてお受けになっていただくのが よろしいかと思います。当院の特徴としましては検査内容が男女で 多少異なる点です。また同じ検査値でも男女間や年齢によって、 正常値が 異なる点をしっかり加味して判定いたしております。 更に総評欄にはお一人ずつに違った言葉を用いて、人間味溢れる 表現でコメントさせていただいております。また近い将来には 健診スペースの拡張を計画しておりますのでご活用下さい。 |